わたしがお人形を編む理由・その2
2020/08/01 14:10:35 あみぐる屋すとーりー
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ここからは、回想編です。
多分、10歳にも満たないくらいの頃だったと思います。
当時私はリカちゃん人形と、紙の「きせかえ」人形が大好きでした。
そして、少ない中でもいくつか着せ替えの服を持っていたのだけれど、
ほとんどドレスばかり着せていた記憶があります。
なんか、「人形なのに普段着を着せるとか、それ人形の意味ないよね」
と思っていたんです。
人形って、自分が着れない服を着せるためのものだと思っていたんですね。
で、自分の家で友達とリカちゃん人形で遊ぶとき、
覚えているのは「舞踏会へ行く」という設定が大好きだったこと。
たぶん、初めて見た「シンデレラ」の映画の影響だと思います。
ちなみに当時は「葡萄会」だと思ってて(笑)、綺麗なドレスを着て
王子様を従えてときどき踊りながら葡萄を食べるパーティをしていたような・・・(;^_^A
王子様役は、男の子の人形を持っていなかったので、
動物園で買ってもらったお気に入りのコアラとキツネのパペットが代役でした。
そうそう、リカちゃん人形も何人か持っていたのだけれど、
男の子を欲しいと思わなかった。だって私は女の子だから。
そしてシルバニアファミリーも好きだったんだけど、
あれは着せ替え服にドレスがなかったんですよね。当時はまだ。
それに、私はうさぎでもねずみでもないと思ってた。
人形は、自分の分身みたいなものだと漠然と思っていたんです。
今思えば、ここが私の原点だったのかもしれないですね。
紙のきせかえ人形とかも、なんかノートみたいな冊子に
切り取り線が付いたお洋服がいっぱいあって、切り取って使うんですけど、
出来るだけ可愛いドレスが多い冊子を選んで、
でもTシャツとかズボンみたいなのもついてきちゃうので、それは切り取りもせずに全然遊ばなくて。
だってシャツやズボンって自分でも着ているじゃない。
なんでわざわざきせかえで遊ばなくちゃいけないの???
とすら思っていたんですよね。
そう、私にとってお人形って、
自分では着ることができない豪華なドレスを着てくれる、
いわば「私の夢を叶えてくれるもの」。
だから、大人になってブライスやプーリップ、lalaloopsyを買う時も
まずいちばんに金髪青瞳のふわふわロングヘアの子を探すんです。
ドレスはもう、自分で編めるからね。
ということは私、日々編みながら、
オーダーでお客様のご要望にお応えします!とか言っておきながら
実は自分の要望を一番に叶えているのかもしれないですね、、、
それでお客様にも喜んでいただけるのでしたら、
そんな幸せな事業ってないですよね!!!
ああ私ってばすごく幸せなんだわ!!!
よしもう創作人形でもそうじゃなくてもとにかく編みますっ(≧▽≦)b